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やりたいことが見つからない若者に伝えたい一つの答え

やりたいことが見つからない若者に伝えたい一つの答え

さて、今回のテーマは やりたいことが見つからない若者に伝えたい一つの答え 「自分が何に向いているのか分からない」 40年前の私自身も同じでした。   毎年、母校である農大で講義を行う機会を頂いています。 私の講義は農業を教えるというより「これからどう生きるか」に赴き置くようにしています。なぜなら、私が在学していた時未来が見えず、不安を抱えていたからです。   学生たちに講義をする中で多くの学生が抱えているのは 「自分が何に向いているのか分からない」という悩みです。   私が在学していたころ(今から40年ほど前)、農大は農業後継者を育成する 農家養成学校のような色合いでした。 当時は卒業生の7~8割が就農していた時代です。   しかし、今では8割以上が食品、農業関係の仕事に就くようになっています。   そのような中で講義を行うのですが、ついつい将来のことを考えて勉強しなさい。って ことを言いそうになります。   私の子供たちより若い世代へ何を話せばいいのか・・・   やりたいことが見つからないなら「応援する人」になろう 私が受け持つ講演、セミナー、研修、講座の中でこの母校での講義が一番難しい。 そして何を話そうかと一番悩む講座です。   なぜなら、 18歳から20歳というのは、将来のことを考えろと言われてもピンと来ない時期です。   「やりたいことが決まっている人なんて一握り」...

技術は「良い」だけじゃ動かない 農家が意思決定する3条件

技術は「良い」だけじゃ動かない 農家が意思決定する3条件

農業,農村課題を経験と知恵でサポートする 農業戦略家の山下弘幸です。 さて、今回のテーマは 技術は「良い」だけじゃ動かない 農家が意思決定する3条件 農業者に新しい技術を普及させたい。これは農業普及員や営農指導者のみならず、 農業関連の資材、機械、サービスを提供する企業が抱えているテーマです。   今回は農業発展のために農家に技術サービスを普及させる方法について 農家の私が解説させていただきます。   「いい技術なのに、なぜか農家に刺さらない?」 その理由は“農家の本音”と“導入判断の物差し”を読み違えているからです。   つまり、技術は“良い”だけでは農家は動きません。 農家が求めているのは「一発の最高値」ではなく、不作年でも崩れない最低値の底上げです。 本質は、①光・水・CO₂の管理で光合成を最大化できるか。そして導入の可否は、②材料費8–12%ルールの中で再現性ある数字に落とせるかで決まります。 例えば新技術30万円/年の投資なら、必要売上増は ΔS=30万÷0.12=250万。 つまり③年商1,000万の農家へ新技術を提案するなら、「売上を1,250万まで伸ばせると約束できるか」が勝負です。   このように農家が新しい技術を入手する心理には3通りあります ・収量を増やすことがステータスの農家 ・売上を増やすことがステータスの農家 ・利益を増やすことがステータスの農家   この安定と増やすという2つのキーワードを理解していないと農家の心には届かないのです。   1,        再現性の約束 まず、収量を増やすための技術について。...

農家は人を雇うのに向いていない!?その驚きの理由

農家は人を雇うのに向いていない!?その驚きの理由

農業,農村課題を経験と知恵でサポートする 農業戦略家の山下弘幸です。 さて、今回のテーマは 農家は人を雇うのに向いていない!?その驚きの理由について。 農家は人を雇うのに向いていない。えっ?と思いましたか? でも心当たり…ありますよね? 多くの農家は人を雇うのって苦手だなーって感じています。 しかし、その農業業界こそ人手不足で困っているのです。 さて、 人材不足は農業だけの話ではありません。全産業共通の「死活問題」。 にもかかわらず、多くの農家が「人を雇ってもうまくいかない」と悩んでいる。 さらに最低賃金は1000円を超え、将来は 時給1500円時代 がやってきます。   どうすればいい???   これからは、雇った人にきちんとお給料を払い、 その上で、しっかり利益を出し続ける農業をやらなければなりません。   それって、ハードル高くない? そうなんです。農業で人を雇うってめちゃくちゃ難しいのです。   そこで今回は人を雇うことに苦手意識をもっている農家さんのために 人を雇うのが上手になる方法についてお話をさせていただきます。   結論は“衝撃的な事実にたどり着きます”! 是非、最後まで読んでください。   なぜ農家は人を雇うのに向いていないのか...

農家の担い手育成術

農家の担い手育成術

今週のメルマガのテーマは「農家の担い手育成術」   ご存じの通り、各産業、次世代人材の確保は死活問題となっている。   「農家が減る」というニュースはもう聞き飽きたかもしれません。 でも、目の前で、あなたの地域でも同じことが起きています。   先日酪農団体で講演をさせていただいたが、 全国の酪農家はついに1万戸を割ったそうだ。 熊本でも359戸まで減り今年も7件が廃業するとのこと。   さて、「人材育成は大事だ」と誰もが口にするけれど、実際にどうすればいいのか迷う人は多い。特に農業の現場では「後継者」や「若手育成」が喫緊の課題。   今日はその本質を4つのキーワードで整理したいと思います。   ・人材育成には夢がいる ・人材育成には道がいる ・人材育成には金がいる ・人材育成には愛がいる   (1)夢がいる 人を育てるには、まず未来の希望を見せること。 今の事業や産業がどう変わっていくのか。 「この未来を一緒につくろう」というワクワクがなければ人は育たない。 例えば「酪農業界」は今後どうなっていくと思いますか?   いやー、8月から乳価が値上げされたからこれから酪農は良くなるんじゃないの? いやー、そうはいっても飼料の高騰やらトランプ関税やらで、これから酪農は厳しくなるんじゃないかしら?   自信をもって後継者に明るい未来を伝えることができますか?...

正解のない時代の「正解の出し方」

正解のない時代の「正解の出し方」

農業,農村課題を経験と知恵でサポートする 農業戦略家の山下弘幸です。 さて、今回のテーマは 正解のない時代の「正解の出し方」 先日、創業をサポートさせて頂いた会社の納涼会に呼んで頂いた。   9年前、当時はまだ地域の若手農業者6人が集まって始めたばっかりの 勉強会グループ。   今後どうするべきか?と言う相談に未来を見据えて アドバイスをさせて頂いた。   「どうする?やる?やらない?」   このまま農家同士の 仲良しクラブで居続けるのもいい。   だけど、会社組織にしてちゃんと事業としてスタートさせる道も あるからね。   前に進むべきか否か悩んでた彼らは 何度も何度もメンバーで話し合い後者を選んだ。   何ごとも新しいことを始めるには勇気が必要だ。 なぜなら誰も会社経営なんてやったことない。   だから失敗するかもしれないし、その判断が間違っているかもしれない。   ただ、私はあえてこう言った。  ...

行政が抱える課題の本質 廃校から学ぶ“俯瞰の知恵”

行政が抱える課題の本質 廃校から学ぶ“俯瞰の知恵”

農業,農村課題を経験と知恵でサポートする 農業戦略家の山下弘幸です。 さて、今回のテーマは 行政が抱える課題の本質 廃校から学ぶ“俯瞰の知恵” 今回は農山漁村の課題解決についてお話します。 日本全国に1742の市町村がありますが、そのうち実に1400以上が農山漁村。 少子高齢化、過疎化、空き家、担い手不足、農地やインフラの維持、財政難…。 まさに「答えの見えない課題」が山積みとなっているのが現実です。   先日も廃校活用について相談を受けました。 「山下先生、教室が空いてるんですが、どうしたらいいでしょうか?」 こうした相談は全国で繰り返されています。   でも私が常々思うのは なぜ、地域課題は解決されないのだろう?ということ。 そこで私なりに出した結論ですが、   おそらく「知恵」が足らないのでないか?と思っています。   更に言えば、たとえ知恵があっても、目の前の問題にばかり目を奪われて部分最適にとどまっているのからではないだろうか?   今回は廃校利用の事例をもとに未来から逆算した“智慧”の必要性について 山下の持論を述べたいと思います。   廃校跡を何に活用すべきか 廃校になった教室を何かしらに活用しようと思っているのですが、 何をやればいいですか?   山下先生なら全国を回っていらっしゃるから何か画期的な事例とかご存じじゃないかと思って・・・  ...