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農家が減り続ける本当の理由

農家が減り続ける本当の理由

農家が減り続ける本当の理由 「儲かる家業」と「儲からない家業」の隔たりは"根"にあった   「いいなー、山下は。 家業があるから就職しなくていいんだよね」   学生時代、友達によく言われました。   たしかにそうでした。 跡を継げば、暮らしていける。 就職活動もいらない。   当時の農家の家業は、 ちょっとした「特権」だったんです。     ■ かつて家業は「特権」だった   戦前の農家では、長男が家を継ぐのが当たり前でした。 優秀かどうかは関係ありません。 次男以下は、自分で稼ぎ口を探すしかない。   だから必死に勉強して、 いい大学に入り、いい会社に入る。 その流れが、高度経済成長を支えたとも言われます。   今で言えば、 「親が人気店のオーナーで、 のれんを継げば食べていける」。...

豊作貧乏の「正体」について

豊作貧乏の「正体」について

【お知らせ①】 10月の農ビジセミナーは 第74回農ビジセミナー 開催日:10月9日(金)19:00~ テーマ:僧侶が考える「これからの日本食料」   ゲストスピーカー 水穂株式会社  代表 大西晶允さん https://mizuho-japan.com/   【プロフィール】 現職は清水寺僧侶。 日本国の食料が海外に依存している危機感から 日本の農業、食、農村、そして農家が 今後自国の食料生産は自国で賄うことが必要であり 日本にはその力がある、底力チカラがあるとの 思いで、推し農家を広げる「瑞穂」を設立。 現在、頑張る農家と消費者の橋渡しに奔走中。   たくさんのご参加お待ちしております。 ^^^^^^^^^^^^^^^^ さて、今週のテーマ 豊作貧乏の「正体」について 農水大臣が、また変わりました。   私が生まれてから数えると、 およそ60人目。 平均すると、ほぼ1年に1人の ペースで交代しています。...

農業で成功している人が  農業にあまり興味がないのはなぜ?

農業で成功している人が 農業にあまり興味がないのはなぜ?

さて、今週のテーマは 「農業で成功している人が 農業にあまり興味がないのはなぜ?」     今日の話は、もしかすると少し驚かれるかもしれません。   いや、ひょっとすると、   「山下さん、それ本当ですか?」   と言われるかもしれません。   今日お伝えしたいのは、   「農業でうまくいっている人は、 実は農業そのものにあまり興味がない」 という話です。   これだけ聞くと、ちょっと変な話ですよね。   だって、農業をやっている人に、 「なぜ農業をやっているんですか?」 と聞いたら、   「農業が好きだから」 「野菜を作るのが楽しいから」 「土に触れるのが好きだから」   そんな答えが返ってくることが多いからです。...

【農産物販売戦略】おいしいのに、売れないのはなぜか?

【農産物販売戦略】おいしいのに、売れないのはなぜか?

おいしいのに、売れないのはなぜか?   農産物販売のやり方で、 農家が最初に考えるべきこと についてお話します。     「自分で農産物を販売したい」「農協に出すだけではなく、直接お客様に届けたい」   「せっかくいいものを作っているんだから、 もう少し高く売りたい」「直売所やネット販売にも挑戦してみたい」   ……でも、 **「なかなか売れない」**   そんな悩みを抱えている農家さん、結構多いんじゃないでしょうか。   「味には自信がある」 「品質にも自信がある」 「安心・安全にもこだわっている」 「他の農家さんに負けないものを作っている」   それなのに、   **「なぜか売れない……」**   これ、農家にとっては結構つらいですよね。   そこで今日は、農産物を「どうやって売るか」という話をする前に、もっと根本的な話をしたいと思います。  ...

10年後も生き残る農家になるために、今から「お金」を貯めよう

10年後も生き残る農家になるために、今から「お金」を貯めよう

「10年後も生き残る農家になるために、今から「お金」を貯めよう」 というお話です。   「また山下は金の話か(笑)」と思われるかもしれません。   でも、今日お伝えしたいのは、 「どうやってお金を稼ぐか」ではありません。   「稼いだお金を、ちゃんと残しているか」 ということです。   農家のような自営業はお金の勉強が必要です。 お金の勉強とは まず、稼ぐ方法を学びます 次に、貯める方法。 そのあとは増やす方法 そして守る方法を学ぶのです。   今回は2番目の貯めるお話です。 さて、 農業という事業をするには、 元手となるお金が必要です。   種、肥料、農業資材。 トラクターなどの機械。 燃料代。 パートさんの人件費。   いろいろなお金を先に使って、 農産物を生産し、販売して、...

熊本地震、被災して分かった「5つの備え」

熊本地震、被災して分かった「5つの備え」

今週のテーマは「地震の備え」について 2026年7月28日、熊本で地震が発生しました。被災地では冬春トマトの植え付けが始まっています。停電、断水の中ですが、今植えておかないと今年1年間の収入は途絶えてしまいます。   10年前、2016年4月14日の震災を思い出します。あの時はサツマイモの定植時期で、今回と同じように育苗ハウスに寝泊まりしながらイモ苗の植え付けをして、車中泊しながらスイカの出荷をしました。   農業は「今の作業」が1年間の収入に紐づきます。その2大重要イベントが「植付と収穫」。このどちらかの時期に災害があれば、その産地は大きな打撃を受けるのです。   特に今回は青天霹靂ともいうべきか、まさかこんなに短いスパンで震災に遭うとは思いませんでした。   とはいえ、今回は前回の被災を踏まえて、多少なりとも備えていて良かったことがあります。みなさんの地域でも大規模災害が起きるかもしれません。備えあれば憂いなし。ご参考いただければ幸いです。   **①モノを減らす**   被災地では壊れた残骸を処分場へ運ぶ作業が連日行われています。わが家もそうでしたが、広い敷地と納屋があるので、使わない農機具、古いタンス、農業資材が散乱しました。モノが多いところほど、地震被害は大きくなります。モノが壊れる確率が高いからです。この教訓から、断捨離を行いました。   **②屋根瓦が被害を拡大する**   農家の屋根は瓦葺きが多く、特に景気が良かった頃に建てた家は石州の瓦など立派な屋根になっています。それがあだとなり、重さでつぶれてしまいます。10年前に被災した益城町では、新築のほとんどの屋根が軽量化されました。また、これから家を建てるなら平屋がいい。実際、ほとんどの家が平屋に生まれ変わりました。   **③ポータブルバッテリーを購入する**   スマホの充電は不可欠です。10年前に被災した時、停電が長引き、充電できないことで混乱が起きました。今やスマホは重要な情報源。1台持っておくと、家族分の充電を十分賄えます。   **④地震保険に入る**   基本的に、家の中の家電はすべて壊れると思ってよいでしょう。奇跡的に助かった家電でも、被災後不調になる可能性があります。私は地震保険に入っていませんでした。住宅・建物は自治体からの支援、助成でカバーできますが、家財道具や家電は自己負担です。地震保険の加入はおすすめします。   **⑤食料備蓄は最低限でいい**   災害に備えて防災セットを準備しているご家庭も多いことでしょう。ただ、過度に備える必要はありません。日本の救済システムは年々向上しているからです。結論、1日我慢すれば必ず救援物資が届けられます。水、食料、毛布、臨時トイレ。老人・子供・乳児がいれば、そちらの避難グッズを優先させてください。日本は災害が多い国だからこそ、被災後の対応は世界でもトップクラス。安心していいと思います。...