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「後悔しない生き方」~他人の物差しで判断しない~

「後悔しない生き方」~他人の物差しで判断しない~

こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている 農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。 農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て 農業コンサルタントに転身し、 現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。 具体的には、稼げる農業を実現する ”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ 「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し 全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。 また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では 全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。   さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは 「後悔しない生き方」~他人の物差しで判断しない~ 今回も前回に引き続き「くすぶっている若手農家」の背中を押すお話です。     知らない世界に一歩踏み出すとき、ドキドキする。 そのドキドキの先にあるものを、僕はずっと追いかけてきました。   子どもの頃、僕の家は山あいの農村にありました。 一日バスが2本。しかもそのバス停までは徒歩10分。 親は農家で、外出なんてほとんどしない。 買い物も行かず、近所の公民館まで来る移動販売車が頼り。 そんな中で育った僕は、   **「外の世界を見てみたい」**   という思いをずっと抱えていました。  ...

くすぶってる若手農家へ。行動できないのは、あなたのせいではない。

くすぶってる若手農家へ。行動できないのは、あなたのせいではない。

これからの農業戦略 – 農ビジセミナー『メール講座』第308号 ”脳を耕す農業者”のコミュニティ「農ビジ会」を運営している 農テラスの山下弘幸(やましたひろゆき)です。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ さて、今週のメルマガのテーマは くすぶってる若手農家へ。行動できないのは、あなたのせいではない。   もしかすると、あなたは今こう思っていませんか?   「やりたいことはある。でも動けない」 「失敗したら怖い」 「どうせやっても無理かもしれない」   でも、断言します。  その“動けなさ”は、あなたの意志の弱さじゃない。  それは、環境、思考、そして仕組みのせいです。   僕もかつて、行動できない農家でした。 でも、ある時から変わることができました──。   これまで「成功の法則」や「成功哲学」の本をたくさん読んできました。 実際に成功している人の話も聞いてきました。   けれど、どれも突き詰めると、たった一つの共通点にたどり着きます。   それは──  **行動すること** です。...

人に頼る農家が日本農業を変える!

人に頼る農家が日本農業を変える!

今週のメルマガのテーマは 「人に頼る農家が日本農業を変える!」   “人に頼るのが苦手”を克服できると日本農業が変わる!というお話です。   さて、あなたは人に頼むのが得意ですか? 私はめちゃくちゃ苦手です。   「自分でやった方が早い」 「頼んだら悪い気がする」 「迷惑かけたくない」   …そんな思いから、ずっと「自分でやる」を選んできました。 でもそれでは限界が来るんです。   今回は、私自身の体験をもとに 「頼るのが苦手な人」がどうすれば一歩踏み出せるかをお伝えします。   「なぜ頼れないのか?」を分析してみた。 1、真面目すぎる → “自分でやらなきゃいけない”と思い込んでいた。人に頼るのは甘えだと思ってた。 もしくは頼んだ相手から「俺にばかっり頼みやがって」って思われるんじゃないだろうかと疑心暗鬼になる。   社員からこんなことを言われたことがあります。 「社長はいいですね。私たちに農作業させて、自分は冷房の効いた部屋でのんびりできて。」…正直、グサッと刺さりました。 実際、何もしてないと手持ち無沙汰で落ち着かないんです。 だから、つい自分で全部やってしまう。それがクセになってたんですね。   2、コントロールしたい...

農業経営を“教えられる人”が、今ほど必要とされている時代はない

農業経営を“教えられる人”が、今ほど必要とされている時代はない

今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは 「農業経営を“教えられる人”が、今ほど必要とされている時代はない」 経営ができる農家を育てたい   「経営が大事だ」「経営者意識を持て」── 農業現場でも、行政やJA、普及所、資材会社などの支援機関でも、こうした言葉が頻繁に交わされています。   しかし実際、「農業の経営って、どう教えればいいのか?」という問いに、即答できる方はどれだけいるでしょうか。   私もこれまで、農業経営講座やセミナーを通して、全国の農家に「経営の考え方」や「利益の出し方」を伝えてきました。 その中で確信しているのは──   経営とは、作物を作ることではなく、お金を生み出すこと。   この一言に尽きます。   現場で起きている“すれ違い” 多くの農家は今も「毎日働いていれば農業している」と信じています。 朝から晩までハウスに入り、黙々と作業することに安心を感じ、頭ではなく身体を使うことに価値を見出している。   もちろん、それ自体は否定しません。 でもそれが“経営”かと問われれば──答えはNOです。   実際、こうした農家ほど、 ・補助金に頼らざるを得ず、 ・豊作や輸入で値崩れしても対策が打てず、 ・品質を上げても「価値の伝え方」がわからないため価格転嫁できていません。 最終的に「もう辞めたい」と限界を感じながらも、負債を抱えているため 辞めることもできない。  ...

誰よりも早くAIを使いこなす農家になろう!

誰よりも早くAIを使いこなす農家になろう!

こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている 農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。 農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て 農業コンサルタントに転身し、 現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。 具体的には、稼げる農業を実現する ”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ 「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し 全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。 また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では 全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。   さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは AIが農業を変える!?についてです。 毎月開催しています農業ビジネススクール(農ビジセミナー)6月は 農業AI特集です。 内容は誰よりも早くAIを使いこなす農家になろう!というお話です。 あなたはAIをもう使っていますか? それとも「なんだか怖いし、嘘つきそう」と敬遠していますか?   読者の皆さんも「生成AI」は使っていると思いますが、 中にはAIは信じない、どうせAIは嘘つくんだろう?ちょっと使ってみたけど 大した事なかったよ。私はなんだかAIは怖いから使いたくない。 などと敬遠している方もいらっしゃいます。   私は主にChatGPTとPerplexity(パープレキシティ)を使っています。   先日の農業week特別講演でも最後に会場からご質問をいただいたので 私のAIの使い方をご紹介します。 まず、これまでgoogleで検索していたのを辞めてPerplexityを使います。...

農家が減らない仕組みをどう作るか

農家が減らない仕組みをどう作るか

こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている 農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。 農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て 農業コンサルタントに転身し、 現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。 具体的には、稼げる農業を実現する ”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ 「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し 全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。 また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では 全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。   さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは 「農家が減らない仕組みをどう作るか」 今回は、今話題の「お米の価格」についてお話しします。 というのも、最近よくこんな声を耳にするからです。   「え?せっかく値段上がったのに、またコメの値段下がるの?」 「え?なんで国は懸命に米の価格を下げようとしているの?」 「え?なんで農家のことは誰も言ってくれないの?」   需要と供給のバランスという市場原理でせっかく上がった米の価格は 備蓄米放出するという介入で強制的に価格形成がなされました。   この賛否はともかくとして本来コメの価格はいくらが適正なのか農家目線で 考えてみました。   背景を見てみましょう。 ※データは農水省発表資料を参考にしています。 2024年現在の米の価格構造(1kgあたり)...