人に頼る農家が日本農業を変える!

人に頼る農家が日本農業を変える!

今週のメルマガのテーマは

「人に頼る農家が日本農業を変える!」

 

“人に頼るのが苦手”を克服できると日本農業が変わる!というお話です。

 

さて、あなたは人に頼むのが得意ですか?

私はめちゃくちゃ苦手です。

 

「自分でやった方が早い」

「頼んだら悪い気がする」

「迷惑かけたくない」

 

…そんな思いから、ずっと「自分でやる」を選んできました。

でもそれでは限界が来るんです。

 

今回は、私自身の体験をもとに

「頼るのが苦手な人」がどうすれば一歩踏み出せるかをお伝えします。

 

「なぜ頼れないのか?」を分析してみた。

1、真面目すぎる

自分でやらなきゃいけないと思い込んでいた。人に頼るのは甘えだと思ってた。

もしくは頼んだ相手から「俺にばかっり頼みやがって」って思われるんじゃないだろうかと疑心暗鬼になる。

 

社員からこんなことを言われたことがあります。

「社長はいいですね。私たちに農作業させて、自分は冷房の効いた部屋でのんびりできて。」…正直、グサッと刺さりました。

実際、何もしてないと手持ち無沙汰で落ち着かないんです。

だから、つい自分で全部やってしまう。それがクセになってたんですね。

 

2、コントロールしたい

→ 人に任せるとイライラする。あー、そうじゃない、もっときれいにやってよ。

人にやらせると作業のやり方、段取り、手法やタイミングが違ってイライラします。

挙句の果てにはやり直したくなる。自分と同じようにしてほしい。自分と同じタイミングで、同じ出来栄えになってほしい。そういう気持ちが優先して。だからついつい何でも自分でやってしまうんです。

 

3、過去のトラウマ

→ 頼んでうまくいかなかった経験がある。頼んだ後、ちょっと目を離したら

まさかの結果に・・・。あーあ、頼まなきゃよかった。なんてことがたびたび起きる。

だから結局「自分でやる」のが一番早い。そういう性質だから自分でやる。人にはやらせたくないのです。

 

「頼ること=信頼すること」に変換する

 

とはいえ、私も多くの社員を抱えると自分が一人でできることには限界が見えてきます。

結果、人に頼らざる得なくなるのです。

そこで、考え方を次のように変えることにしました。

 

頼る=甘える、じゃない。

頼る=“信じて任せる”

 

そうだ、頼るとか任せるって相手の成長機会にもなり、信頼関係も生まれるんだ。

 

そういえば、私は人から頼まれるがスキです。任せられるのも好きです。

なんか頼られてるなーって感じるからです。

ってことは、私が頼む相手も頼むことで「悦んでくれているかもしれない」

そう思うようにしたのです。

 

では、どうやって頼める自分になれるのか。克服法(実践編)

             小さなことから頼む練習

→「これコピーお願いしていい?」「先方に電話してもらっていい?」

失敗してもダメージの少ないことから始めるのです。

そして、ポイントはやってもらったら「ありがとう」「助かったよ」を付け加えましょう

 

② 完璧主義をやめる

→「7割でOK」と思うクセをつける。任せたなら多少の違いも許容する。

これが一番大変です。私の場合は「我」が強く、こうしたい、あーしたいという自分の理想をそのまま部下に押し付けていました。

家庭でも妻に自分の理想を押し付けていたので毎日夫婦喧嘩は絶えませんでした(笑)

 

③ 頼る相手を選ぶ

→ 誰にでも頼らなくていい。信頼できる人から始める。

もちろん、頼りにならない人はいます。でも中には

自分の周りには頼りにならないやつばかりだ!と嘆いている人もいます。

いやいや、あなたはそんなにすごい人でしょうか?

ちょっと他人を信じてみませんか?

④「ありがとう」を先に言う

→ 頼むとき、「ありがとう、助かる」で気持ちよく渡す。心理的なハードルが下がる。

これは上等手段ですね。実は頼むのが苦手な人って頼んだ後に

嫌な顔されるんじゃないだろうか?断られたらどうしよう?っていう不安があるんです。

だから頼むときに

「○○やってくれないか?○○してくれたら助かるんだけど、お願いできる?」

 

なんか調子のいいこと言って結局私にばかり仕事押し付けるんですよね。って

言われるかもしれませんが、それでも

 

「○○さん、助かるよ、じゃ、よろしくね」って言えるようにしましょう。

 

私も農作業を一つ一つ任せるようにしていきました。

シンプルに忙しくて手が回らなくなったこともあり、ついには作業現場に出ないようにまでなりました。

 

ただ、その時は両手を背中で結ばれている状態のように苦しかったです。

そして、きちんとできているか気になって仕方なかったのです。

だから、圃場を常に見回りしていました。

でも、それが露骨すぎると「任せられた社員」からは嫌がられます。

なぜなら任せたと言っておきながら、チェックしているって「信用されていない」と

感じるからです。

 

だから、私は社員が農作業している間は報告だけ受けるようにして、作業の様子が気になるので、社員が帰った後や出社前に見回っていました。

そして、的確に指示を出したり、できていることを褒めたり、できていない点を指摘したりが私の役目になりました。

 

「頼ることは、組織を強くする」

あなたが誰かに頼ったとき、その人も「必要とされた」と感じて、喜びます。

そして幾度かの失敗を繰り返しながらその人は「成長」していきます。

やがてその人はあなたの「代わり」になっていきます。

つまり、あなたが「頼る」ことで「自分の代わり」が出来るのです。

 

農家は人に頼るのが苦手な人がとても多い。

だから人は育たない。代わりがいないままその農家は辞めていく。

そうして農村社会では農家が減っていくのかもしれません。

 

頼ることができれば人は育つ。そうすれば「代わり」が育つ。

もしかしたら、日本農業の発展は「頼る」マインドがカギを握っているのかもしれません。

 

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出向先の在日オーストラリア大使館では

Agritech Industry Advisorとして、

日豪間の農業関連貿易・投資促進をリード。

その後、タイと山梨でいちご生産事業を立ち上げ、

計画目標の反収を初年度で達成。

2024年には山梨県産いちごとして初の台湾輸出を実現。

さらに、韓国の農業資材工場とのネットワークを活かし、

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