農家の格差社会

農家の格差社会

こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている

農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て

農業コンサルタントに転身し、

現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。

具体的には、稼げる農業を実現する

”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し

全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。

また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では

全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。

 

さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは

「農家の格差社会」

農業経営において成功するための3つのポイントをお伝えします。

 

昨年、多くの農家の方々とお会いして、「農家の格差」を実感しました。

伸びている農家とそうでない農家、その違いを紐解きながら、

成功へのヒントをお伝えします。

 

《今週のトピック》

・忙しくする

・根を張る

・整える

 

【忙しくする】

2025年はあえて「忙しくする」ことがポイントです。多くの農家が「忙しくなるのは嫌だ」と感じるかもしれませんが、行動量を増やすことで、自然と工夫や成長が生まれます。忙しい中での挑戦が新しい気づきや効率化をもたらし、さらなる成長につながります。忙しい環境を意識的に作ることで、上昇気流に乗る準備ができるのです。

2025年は、「忙しくする」ことで新たなチャンスを掴みましょう。

行動量を増やすと自然と工夫や成長が生まれます。

私自身、栽培規模を拡大し、人を増やさずに挑戦しました。

その結果、時間の使い方が上手になり、作業効率化の知恵が生まれたのです。

忙しさは成長の鍵なのです!

 

【根を張る】

次に大切なのは「根を張る」ことです。景気が良い今こそ、将来の基盤を作る絶好のタイミングです。人材、設備、資金といったリソースを適切に投資し、長期的な成長を見据えた準備を整えましょう。この「根を張る」取り組みが、将来の安定した成果を支える土台となります。

今は景気が良い時期です。このチャンスを逃さず、未来の基盤を築きましょう。

1990年代のバブル期を思い出します。

景気が下がる前に、根をしっかり張った農家だけが生き残りました。

「上がったものは下がる」原則に従い、今のうちに備えましょう。

 

【整える】

最後に、自身の「環境を整える」ことです。良い環境は、植物だけでなく人の成長にも欠かせません。集中できる仕事環境や学びを深めるコミュニティなど、自分を高めるための環境を整えることが重要です。一人で考え、集中できる時間と空間を意識的に確保しましょう。

私たち農家は植物が“育つ環境”を”整える“「環境制御業」だと思っています。

つまり農家は植物の環境を整えるプロですが、自分自身の環境はどうでしょうか?

健康管理や心のケアをしっかり行い、成長できる環境を整えましょう。

自分を整えることで、2025年を充実した年にできます。

 

【まとめ】

今回は「農家の格差社会」というテーマで

農業経営において成功するための3つのポイントをお伝えしました。

格差は少しずつ広がります。2025年は、その差が大きく現れる年です。

 

「忙しいが成長の鍵」

「上がったものは下がる」

「自分の環境を整える」

 

この3つのポイントを実践し、差を埋め、さらなる飛躍を目指しましょう!

※今回の内容を詳しくお聞きになりたい方は動画でも配信しています。

こちらをご覧ください

https://youtu.be/IwJ1Vgn-Tk8