被災地のリアル

被災地のリアル

被災地のリアル

 

28日火曜1627

事務所でオンラインミーティング最中だった。

突如としてドンと、突き上げるような衝撃と共に

体が上下左右に揺さぶられる

 

やばい、地震!pc画面の向こう側の人にそう伝え

モニター倒れるのを必死に抑えた。

周りの書類、棚、コピー機が倒れる。

 

少し揺れが収まりTVを付けると

震源地は熊本、宇城・八代。M7.1

10年前の再来だった。

 

10年前も同じ活断層(日奈久断層)の歪だった。

この断層は熊本県の南から北へ。

地名で言うと、

八代日奈久地区から益城町へとつながる。

前回の震源地は益城。

今回は宇城地区辺りの「割れ残り」が

ずれたらしい。

 

ただ、前回は

本震は熊本中央部にある

別の活断層(布田川断層)が

前震に触発されて

起こしたとの見解があり、

 

2つの断層が同時に活発化したのが

10年前の大型地震だった。

 

ちなみに、

その布田川断層と日奈久断層が重なる

地域が、私が住んでいる「益城町」だ。

 

おかげ様で地震には少し詳しくなった。

私は、今回は日奈久断層だけの動きなので

 

このまま鎮静化してくれることを

祈っている。

 

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被災後、

八代のトマト農家のメンバーと

連絡を取り合った。

 

昨年は大雨でハウスが浸水。

塩害の影響で初期成育が悪く

冬期間の収量が伸び悩んだ。

 

何とか、春先の収量で

総合的な出荷量は保持できたが、

 

今度は地震。

 

このような災害が続くと

やる気がそがれる・・・。

 

そう、語っていた。

一方、イオンモールに

きゅうりを出荷していた友人は

メインの売り先を失った。

 

市場出荷に切り替えるが、

価格が不安定になるのでパートさんには

辞めてもらうしかない。

 

どうしよう・・・

 

イ草農家の同級生は

「山下、俺、もう、やめようかな~」

 

今回の地震で一番懸念しているのがイ草農家。

イ草とは「畳表」の原材料で、国内原料の

トップシェアを誇る。

その地域が被災し納屋に入れない、

機器類が壊れる事態が

出てきているらしい。

 

実は昨年同時期に大雨で浸水し

機器類が使えない農家が続出したばかり。

 

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一般の方も不安な日々が続いている。

 

懸念されるのは、これが余震で

これから本震がくるのではないか?

ということ。

 

だから本震に備えて、

車中泊されている方もおおくいらっしゃる。

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ネットや報道などで

ご覧になられているように

今回の地震は被災地のみならず

イオンモールでの爆発はショッキングだった。

 

家族でよく行く場所で

我が家から10㎞程度のところにある。

 

中に居た方がいると思うと

いたたまれない。

 

被災地での最大の問題は2つ

まずは水がストップしていること、

 

各地に給水車が配置されているが

年よりにはそこまで水を汲みに行けない。

 

今朝も早くから

実家には水を汲んで持って行った。

 

2つ目は電気が使えないこと。

猛暑日が続く炎天下の中、

クーラーの効いた避難所は限りがある。

 

車中泊を余儀なくされているが、

ガソリン減るのを懸念して

日中は外で過ごす方も多い。

 

結果、ガソリンスタンドには行列。

即座に売り切れる。

ほとんどのガソリンスタンドでは

売り切れの札を付けた

ロープが張られている。

 

さて農業現場はどうか?

幸い、県南地域は農閑期。トマト農家はこれから育苗、

野菜農家もこれから播種する時期に差し掛かる。

 

ただ、納屋、倉庫がつぶれた農家は多く、

昔ながらの瓦屋根の古い建物は軒並みに倒壊している。

 

もとは干拓地からの国内有数の

農業産地であるこの地域の地盤は緩い。

道路起伏もいたるところで発生しているようだ。

 

懸念されるのは農業用水。

私も経験したが、

地震で大きく変るのは地下。

地上のものが壊れるのは目に見えて

わかりやすいが、

地下の水脈、水路、畑灌のゆがみがあれば

水は来なくなる。

 

実際、私が自作地での栽培を断念したのも

これが大きな理由だ。

 

そして、地盤がゆがむことで

田んぼに水が張れなくなる可能性もある。

 

まだ、地震発生3日目。

これから見えていなかったことが

見えてくる。

 

地震被害は復旧に時間がかかる。

被災された方には心よりお見舞い申し上げます。