脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第257号
いつもご覧いただきありがとうございます。
”脳を耕す農業者”のコミュニティ「農ビジ会」を運営している
農テラスの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
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今週はまた梅雨前線が南下したり、北上したりと全国的に雨による災害への注意が
必要のようですね。皆さん気を付けましょうね。
さて、今回のテーマは「本物のプロに出会った話し」についてです。
結論というか、私の持論として
農業は他の産業や仕事からもっと学ぶべきだと思っています。
さて、
みなさん、デザイナーのお知り合いはいらっしゃいますか?
私は最近、農テラス会員の方からご紹介いただいたデザイナーさんがいらっしゃいます。
私は新しいジャンルの方とお会いするのが好きなんです。
なぜなら、自分の知らない世界を聞きたいから。
今回もその方とお会いしてめちゃくちゃ勉強になったので今回はそのお話しです。
《本日の内容》
- デザイナーからディレクターへ
- 作品を作って値段を付けている
- 好き、得意だけでは食べていけない
- デザイナーからディレクターへ
これは農業と一番似ているところ。農家もどんどん規模が大きくなると
プレイヤー(生産者)からマネージャー(経営者)に変わりますよね。
実はデザイナー、も同じなんです。
最初は一人で絵をかき始めて、やがてそれがおカネになるようになる。
頑張っていると次々にオファーが増えていき、自分が制作しているだけでは間に合わないようになるのです。
そこで、人を雇うようになるのですが、
デザイナーの場合は素人を雇うわけにはいけません。やっぱり絵が上手。もしくは
絵が得意な奴じゃないと「使い者」になりません。
実は農業も同じで誰でもいいってわけではないのです。
やっぱり、農業(農作業)が上手。もしくは得意な人がいい。
でも、そんな都合のいいヤツどこにいるんですか?
そうなんです。デザイナーの場合はデザイン専門学校とか高校の美術の人材を
入れるそうです。
あ、そうか農業の場合も農大卒とか農高卒を入社させればいいんですね。
そうなんですが、農業高校や農大は農家の子供が多く、農業会社に就職希望の学生は
以外と少ない。
もし就職希望でも食品会社に行ってしまうそうなんです。
デザインの世界も同じでデザインだけで食べていける会社って稀らしい。
こんな風にこれまでデザイナーとして働いていたデザインを考える立場から
ディレクターやマネージャーに転身して、人の確保やら労務管理やら、営業やらの立場にシフトする。これって農業も同じなんですね。
- 作品を作って値段を付けている
クリエイターやデザイナーってどうやって値付けしているんだろう?って
不思議に思ったことありませんか?
そいで、どうやって決めているか尋ねてみたんです。
答えは「その人の信用力」
えー!画力とかスキルとか上手にかいたら高く売れるんじゃないんですかー?
そうなんです。高く売れるためには
納期を守るとか、クライアントの要望に忠実に応えるなど
あいつに頼んでよかったって思わせる安心感なんです。
いやー、農業もまさにそう!
品質鮮度より、「人」が見られる。
この農家は約束が守れる人か?
この農家はビジネスパートナーになりうるか?
農業もそういうところが観られているんです。
逆に、絵のクオリティばっかり追求しているデザイナーは
結局は食べていけないそうです・・・
なんだか、農業と似ている・・・
- 好き、得意だけでは食べていけない
これも本当にそうですよね。
実は今回このデザイナーさんの言葉にハッとした瞬間があったんです。
それは私の馬鹿な質問にお答えしてもらった時です。
○○さんのデザインって何かこれ!といった特徴とかあるんですか?
答え:
いいえ、私はお客様のご要望通りに作品を作っているだけで
私のこだわりは一切作品には入っていません。
お客様ファーストってこういうことだ。
自分が好きな絵を描くのではなく
お客様に求められた絵を描く。
これが本当のプロなんだ!
プロはお客さんの要望に応える!
凄い!
これが本当のプロなんだな~
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沖さんの仕事術、考え方、そして生き方。
めちゃくちゃ共感できると思います。
今回のセミナーで沖さんの
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たくさんのご参加をお待ちしております(^^♪
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